ワキガ=臭いということはみなさんご存じかと思いますが、実際にどんな臭いがするのか、普通の体臭や汗臭と何が違うのかという基本的なことはご存じでしょうか。

わたしも自分がワキガだと気づいて色々と必死に調べるまで、ワキガについては知る由もありませんでした。

ワキガについての正しい知識がないと、原因はもちろん、対処の仕方もわからないままです。

「もしかしたらワキガかも・・・？」と思ったら、悩んだり落ち込んだりする前に、まずはワキガの基本的な知識について調べてみることをおすすめします。

ちなみに、テレビでもネットでも、そして現実にも「ワキガ」という名称が一般的ですが、正式には「腋臭症（えきしゅうしょう）」と言います。

文字通り、腋窩部（わきの下）から独特の臭いがする症状のことで、汗臭と同じ体臭のひとつになります。

ただ、汗臭はほとんどの人が出すものですが、ワキガ体質の人は一部だけです。

実は海外ではワキガ体質の人がとても多く、白人だと半数以上、黒人だとなんと9割以上の人がワキガなのだそうです。

しかし、わたしたち日本人や中国人、韓国人などのアジア人のワキガ率は5～20%に収まります。

特に日本人は魚や野菜を多く食べる習慣があるせいか、体臭が少ないので、ワキガ体質の人がことさら目立つことになります。

ワキガの悩みでうつ病になりかかっていた時は、本気で海外に行こうかな？ そうしたらワキガでも目立たないかな？ などと深刻に考えもしました。

まわりにワキガの人がいればどんな臭いがするのかわかると思いますが、そうでない場合、どういう臭いが「ワキガ臭」なのかピンと来ない人も多いのではないでしょうか。

私も中学の時にワキガと言われた時、なかなか受け入れられなくて、きっと単なる汗臭だと思い込もうとしました。

でも自分の臭いをチェックした時、やっぱりワキガだ・・・とわかって、絶望的なくらいに落ち込んだのを覚えています。

普通の汗臭とワキガ臭ではまったく臭いが違ったのです。

汗臭ってすっぱいような、ツンとした臭いですが、ワキガはちょっと複雑な臭いで・・・よくゴボウやネギ、古くなった洗濯ばさみの臭いなんかに周囲の方はたとえられると聞いたことがあります。

それぞれ臭いが違うよ？ と思うかもしれませんが、個人差や生活環境によって微妙に変化します（ちなみに私は鉛筆っぽい臭いがすると言われます・・・）。

ただ、汗臭とは明らかに違う臭いなので、汗臭と違う臭いがしたら、すぐにワキガを疑い、自分のためでもありますが、周囲の人のためにも、知識を得て対処に移らなければなりません。

私は対処法も分からず、自分がワキガということをすぐに信じようとしなかったせいで、結果的に自分と周りに迷惑をかけることになりました。

自分がワキガだと知ること、そして認めることは辛いことですが、それが事実であるならば早急な対処が何より大切だと経験上感じています。

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