わたしはこれまで2回、ワキガの手術をしました。
そのときのことはまた別の機会にお話ししますが、
手術をしたのはワキガだとわかってからしばらく経った後のことです。
すぐに手術を受けなかった一番の理由は、
中学生でお金がなかったこと。
親にも言えなかったので、手術はあきらめるしかありませんでした。
ただ、手術をするまで何も対策をしなかったわけではありません。
「何かできることはあるはず!」と思って、
自分で調べてあれこれ試してみました。
もちろん完全にワキガ臭を消すことはできなかったけれど、
何も対策をしないよりは多少臭いがマシにはなりました。
私の場合は金銭面が一番のネックでしたが、
それ以外にも傷跡が残るのが嫌だったり、手術が怖かったりと、
様々な理由から外科手術を受けない方、受けることのできない方も多いと思います。
それでもワキガ臭を何とかしたいと考えている方のお役に少しでも立てるよう、わたしが実践したワキガ対処法をご紹介します。
まずワキガだと気づいた後、真っ先に試したのが食生活の見直しです。
当時中学生だったわたしは食べ盛りで、
お肉やこってりしたものが大好きでしたが、
脂肪分の多い食事は臭いのもとになると知ってから、
親に頼んで野菜中心の食事に変えてもらいました。
これは長い目で見て効果を考えないといけません。
すぐに効果があるというわけではないですが、
長くつづけていると、測定できるわけではないですが、
ワキガの要因として肉食の害悪があったと私は感じています。
菜食は他にも良いことが多いので、ワキガのためだけ、
というわけではなく今でも習慣としてつづけており、
年齢とともに野菜が何より美味しいと思えるようになりました。
ちなみに当時、思春期ニキビにも悩まされていたのですが、
野菜中心の食生活にしたら肌の調子も良くなって、
一石二鳥と感じたことを覚えています。
あとはこまめに汗を拭くことを意識しました。
ワキガの原因であるアポクリン汗腺から分泌される汗は、
もともとは無臭で嫌な臭いを出しません。
でもそのまま汗を放っておくと、
皮膚に存在する常在菌が汗に含まれるたんぱく質や脂質を分解し、
ワキガ臭を発するようになります。
つまりワキガがきつくなる前に汗を拭き取ってしまえば、
臭いが出てくることはないわけです。
そこでわたしはアルコール入りのウエットティッシュを使って
一日に何度も脇の下の汗を拭くようにしました。
アルコール入りを選んだのは、
汗の成分を分解する常在菌が少しでも減ればいいなと思ったからです。
この方法もワキガ臭を抑えるのに役立ちましたが、
ウエットティッシュで何度も拭いたせいか、
少し脇の下がヒリヒリと痛くなってしまったのは誤算でした・・・。
脇は皮膚が薄くて刺激に弱いので、この方法を実践するときは、
低刺激の汗拭き用ウエットティッシュを使ったほうがいいと思います。
他にはネット通販で手に入れた海外のデオドラント商品もかなり使い込みました。
いろんな商品を使ってみましたが、
個人的には市販のスプレータイプの商品はあまり効果がなかったです。
むしろ香り付きのものを使うとワキガの臭いと混じってしまって、
逆効果になってしまうことすらありました・・・。
逆に良かったのは、無香のロールオンタイプ。
皮膚にぴったり密着するぶん、スプレーよりも効き目が長持ちしたように思います。
完全に臭いを消すことはできませんでしたが、
手術を受けるまでは結構重宝していました。
他にもいろいろな方法を試しましたが、手軽に試せて、
しかもそこそこ効果を実感できたのが今回紹介した3つの手段です。
もちろん個人差はあると思いますが、
手術に頼らずセルフケアで対処したいという場合はぜひ一度試してみてくださいね。
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